資産運用の目標設定
老後資金の捻出と、配当金で生活を豊かにするために始めた30歳からの資産運用。
今回はそのゴール。退職時の目標資産額の設定についてです。
目標額の設定には、アラフォー会社員さんのこちらのブログ記事を参考にさせていただきました。
自分の人生について考える1 目標設定、価値観の共有、計画 - アラフォー会社員のLife plan
アラフォー会社員さんは、夫婦間での価値観の共有を大事にされていて、とても参考になる記事をたくさん書いてらっしゃいます。
この記事は、資産運用を始めたいけど目標設定ができていない人、資産運用を始めたけど目標設定があやふやな人、夫婦で老後資金を考え始めたひとにオススメします。
内容は、あくまで私の考えですのでご自身にあった運用方法を探し出して下さい。
理想の老後生活
あなたは将来の老後生活を考えたことはありますか?
私は妻と旅行を楽しむなどざっくりとしか考えたことしかありません。
ですが、この前実家に帰って冷凍室の袋麺(1袋数十円の商品に半額シールが貼られている)を大量に見たとき、私の中で何かが変わりました。
生活水準を下げてカツカツの年金生活は嫌だ。
子供にお金の心配をされるような老後は嫌だ。
ある程度はお金を気にしない老後生活を送りたいという目標ができました。
※私の親は超節約家のため、無理して食費を削っている訳ではありません。
電車でデパートに出かけたり、ブランド物などにお金を使う時はありますが。
私たちが目指す老後生活の条件
・生活費を切り詰めない
・夫婦で旅行など趣味を楽しむ
・60歳までに退職
理想の老後生活に必要な資産
理想の老後生活に必要な資産を算出するのに、必ずかかる支出と定期的にかかる支出とに分けて考えました。
必ずかかる支出
・生活費
食費、交通費、旅行費、孫への小遣いなどなど。
老後の食費や医療費は検討がつかないので、最近のデータを活用しました。
老夫婦の生活費 26万円/月 310万円/月。
定期的にかかる支出
・家の修繕費
300万円 1回。
・車の購入費
200万円 1回。
大きいリフォームや、車の買い替えは1回しかないと仮定しました。
人生100年時代と言われていますが、90歳まで生きると仮定して、
生活費 310万円x30年+定期支出500万円=9800万円
公的年金の支給額はシミュレーションで20万円/月と出ましたが、安全を見て8割掛けして16万円/月とすると、
公的年金 16万円x12ヶ月x25年=4800万円。
必要資産=総支出 9800万円ー公的年金 4800万円=5000万円となります。
おいおい、2000万円問題とは!?全然足りへんやん!!
いやいや、豊かな生活を送るためには動かすのは口ではなく、頭と手ですよね。
アセットアロケーション(資産配分)
それでは頭を使って考えましょう。どうやって5000万円を用意するかをね。
まず考えるのがアセットアロケーション。つまり資産配分。
安全資産の預金だけでは金利が低くて私のような低年収ではとても不可能です。
リスク資産の株式投資だけでは目標金額に達成できるけど、老後生活中にリセッションに入ると大きく資産を減らしてしまう可能性がある。
それに、マイナスリターンの期間も十分に考えられる株式投資が資産の大部分を占めてて安眠できますか?
私には無理です。資産の減少が気になって寝られなくなっちゃいます。
そこで、預金と株式投資の割合を調整して目標を達成できて、安眠もできる絶妙なバランスを捜し出すのです。
安眠できるバランスは人それぞれ違いますので、最適なバランスを捜し出しましょう。
我が家の答え
5000万円の資産を60歳までにどうやって準備するか。
S&P500を年利6%と仮定して運用しても、月6万2千円の積立が必要で私たちの収入では少し厳しい。
そこで、5000万円の内の一部を私の小遣い、インセンティブ、副業収入で準備する事にしました。
具体的には、毎月の小遣いの残高と会社のインセンティブをS&P500に連動するeMAXIS Slim 米国株式で、副業収入を米国高配当株ETFのSPYDに投資します。
eMAXIS Slim 米国株式
・想定年利 6%
・毎月積立額 15000円以上
SPYD
・想定年利 4%
・毎月積立額 35000円以上
これで、60歳の時に運用額が、eMAXIS Slim 米国株式が1500万円、SPYDが2400万円で合計3900万円準備できます。
ですので、5000万円-3900万円=1100万円を家族で準備することにしました。
アセットアロケーションについては、預貯金(年利0.1%)で6割準備し、株式投資(S&P500連動投信 年利6%)で4割準備する事にしました。
毎月の積立額は、預貯金18000円、株式投資4400円で投資していきます。
このブログでは、随時運用状況を報告していく予定です。
ぜひまた覗きに来てください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他の投資家さんと比べて私の積立額はかなり少ないですが、継続することで将来きっと大きな支えになるはずです。
みなさんも少額でもいいのでまず始めてみましょう。時間は大きな武器です。