マイホームに太陽光発電設置はどうなのか。

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戸建てのマイホームを計画している方で、太陽光発電の設置をどうするか悩んでいる方は多いと思います。

悩みの元は、「本当にお得になるのか?」という点だと思います。

 


環境負荷を抑えるために設置するという人もいるかと思いますが、多くの人は生活のランニングコストを抑えるために太陽光発電の導入を考えていると思います。

設置費用が100万円以上しますし、失敗したくないですよね。

そこで今回は、太陽光発電(5kW)付きの我が家の稼働実績なども交えて太陽光発電について紹介していきたいと思います。

この記事は、戸建て住宅の取得を検討中で太陽光発電を導入するか迷っているひとにオススメします。
内容は、あくまで私の考えですのでご自身にあった運用方法を探し出して下さい。

 

 

太陽光発電のメリット・デメリット


まずは、太陽光発電のメリット・デメリットについて紹介していきます。

太陽光発電のメリット


太陽光発電のメリットは大きく分けて2つあります。

不労所得・光熱費圧縮

 

売電収入を得られる

日中発電して家庭内で使いきれない電力を電力会社に買い取ってもらう。

日中の電気代を圧縮できる

電力会社から電気を買わずに、自宅で発電した電気を使用する。

電気自動車の充電代を圧縮できる

※V2Hという専用の設備と電気自動車など初期費用はかかる。

災害時の備え

 

発電した電気をリアルタイムで使用できる

災害時に停電が発生しても、パワーコンディショナーから電気を供給できる(自立運転モード)。
自立運転時は1500Wまで使用可能で、炊飯器350W、電子レンジ1300W、冷蔵庫500W、テレビ300W程度なので使用する家電の組み合わせを考えれば普通に使えます。
延長コードは必要ですが。。。

発電した電気を貯めて、夜間でも使える

※蓄電池の初期費用はかかる。まだ広く普及していないので割高。

太陽光発電のデメリット


太陽光発電のデメリットも大きく分けて2つあります。

初期費用がかかる

 

5kWで100-150万円

我が家はパナソニック製を設置しましたが、145万円(税込み)かかりました。

※市町村によっては補助金を出してくれる地域もあるので事前に調べておきましょう。私の場合は1kW当たり2万円補助金を出してくれ、条件を満たすとさらに1kW当たり2万円補助金を出してくれる市町村だったので合計20万円(申請費用は除く)支給してもらえました。この補助金は予算が決まっているため、早い者勝ちです。年度初めに新しい募集が始まるので補助金を利用する場合は事前に準備して行動しましょう!!



発電量が不安定

 

地域性

地域によって年間発電量が異なります。
日の出から日の入りまでの時間であったり、年間の晴れの日の多さ、降雪なども影響します。

季節

夏は発電量が多くて、冬は発電量が少なくなります。
梅雨時期は雨が続くので発電量は落ちます。

設置方位

南側が最も効率が良くなります。
東と西は南に比べると効率が悪くなります。
北側は最も効率が悪くなるので推奨されていません。

ここまでは、太陽光発電の設置を検討されている方なら既にご存知の内容ばかりかと思います。

今度は、年間の発電量を計算していきましょう。

発電シミュレーション


年間の発電量の計算には、太陽光パネルメーカー各社のシミュレーションを使います。

私の場合はパナソニックのシミュレーション エネピタ(光熱費シミュレーション)を使いました。

シミュレーションの使い方は簡単で、

エネピタtop
エネピタトップページの太陽光発電システムの方(右)をクリックし、あとは地域、太陽光パネルの容量、設置方位を選択するだけ。
光熱費条件は発電量に影響しないので適当でも大丈夫です。

電力買取価格は2020年度スタートの場合は21円/kWhですので、シミュレーションで出た年間の発電量と掛け算すれば年間の発電金額が算出できます。

実際には発電した電力の何割かを家庭内で使用することになります。

我が家の稼働実績


ここからは、実際の数字を使って説明してきます。

我が家の条件

 

地域:西日本の雨の少ない地域

屋根:一寸勾配

設置方位:南側

太陽光パネルパナソニック「HIT」5kW



5月実績

 

発電量:780kWh

発電金額:20,280円

6月実績

 

発電量:651kWh

発電金額:16,926円



エネピタのシミュレーション結果を上回る実績となりましたが、データ数が少ないのでまだ何とも言えません。

まとめ-太陽光設置がお得-


最近家を建てたところなのでお見せできるデータが少なく申し訳ないのですが、まとめに入りたいと思います。

太陽光発電は何年で元が取れるのか(我が家の場合)

 

コスト

設置費用:125万円(補助金考慮)

メンテナンス費用:2万円(4年に1度)

パワコン交換費用:20万円(20年に1度)



収入

パターン①シミュレーション通り:171,600円/年

8年目からプラス。

パターン②シミュレーションの9割:154,440円/年

9年目からプラス。

結論

私の地域の場合、10年以内に設置費用を回収できる結果となったため、設置を決めました。

私の住んでいる地域は、太陽光発電を設置する上で非常に条件のいい地域なので良い結果となりましたが、皆さんのお住いの地域ではどうでしたでしょうか?

10数年かかる結果となった方もいらっしゃると思います。

ここ数年、自然災害が増えているので、設置費用の回収に時間を要しても災害への備えという意味で設置するのもありなのかなと思います。

災害時に使えるように設置する土台、つまり土地や家屋の強度は当然大事ですが。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

マイホームは人生最大の買い物なのでとても悩むと思います。

ここに書いた私の経験が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

これからも発電データは更新していく予定です。

思い出したときにまた見に来てください。